葉巻用語集を基本的なものですが参考までに入れておきしました。聞きなれない用語もあると思いますがお暇な時にでもご覧いただければと思います。基本的なものですが意外と役に立ちます。また随時追加していきたいと思います。
Rogue Brew Pub
この数ヶ月はポートランドに開店するラーメン店の準備でブログを書く暇さえありません。
平日は大学の仕事があるので、帰宅してからの数時間と週末の二日間だけが限られた時間なのです。
以前でしたら週末ポートランドで美食とビールを楽しんでいたのですが、今は週末も朝早くから仕事です。こんな忙しい日々の中で唯一の楽しみは、仕事の後の良く冷えたビールと葉巻です。とてもラッキーなことに、私のいるポートランドのコンドから、歩いて数分の場所にRogue(ローグ)が開店したのです。
Rogue-ローグと言うのは、オレゴン州に数ある地ビールの中でも大手のビールブランドです。
この店には大きな野外テラスがあり、そこは葉巻スモーキングがOKなのです。オレゴンの夏は長く9時過ぎまで明るいので、木陰に踊る夏の光を肌に感じながら、コクのあるローグビールを相棒に、安定感あるドミニカンコイーバロブストの葉巻をゆっくり楽しむのは最高です。
今準備しているラーメン店を全米に広げ、全米一のラーメンチェーンを作る、これが今の私の目標です。
我慢の夏休み
毎年夏には妻と二人で南の島へダイビング旅行に出かけるのですが、今年の夏はすべての時間を現在計画中のラーメン屋出店に費やす必要があるようです。葉巻の販売経験はあっても飲食関係の出店は初めてなので全てが学習です。原材料と店舗の確保から調理師やマネージャーとの契約、それに保健所への届出までと、日頃大学で行っている私の業務とはかなり違う内容の仕事を的確にこなす必要があり、いつも以上に仕事が終わるとビールと葉巻が欲しくなります。
仕事を沢山した後には濃い目のビール(私の好みはIPA – India Pale Aleと言うタイプのビールです)にキャメローン ラッパーのロブストサイズの葉巻、モンテクリスト ホワイトコートやペルドモ ESV)をじっくりと時間をかけて楽しみたいものです。
このミディアムボディーの葉巻に濃い目のビールという組み合わせは最近の私のスタイルです。
数年前はフルボディーの葉巻にライトビールをあわせて楽しんでいたのですが、最近はビールの質にこだわっており、ビールに葉巻を合わせるようになったのかもしれません。今年の夏は南の島でのダイビングはお預けですが、美味しいビールと葉巻を楽しむ夏にはなれそうです。
夏の感覚
アメリカ北西部では卒業式も終わり、ようやくこのごろ暖かさを感じるようになりました。
今年はほとんど春を感じられる日々がなく、いつまでも寒かったり雨が降ったりで実に長い冬と言った感じでした。先週末のポートランドでは、毎年恒例のローズフェスティバルが始まり、川沿いに久しぶりに晴れた青空をエンジョイする人々が溢れていました。
私もその中でLa Gloria Cubanaを片手に10数年ぶりに再会した昔の仕事の仲間たちと昔話に花を咲かせながら過ぎ行く人々を観察していました。
ここポートランドでは、気温が上がってくると人々の表情も明るくなり、とてもいい感じが町全体を包んでいきます。カリフォルニアから来ていた昔の仕事仲間は、そんな町の雰囲気がとても気に入ったようでした。確かにポートランドは彼が住んでいるロス・アンジェルスと比べたら天国のようなところです。緑が多く犯罪も少なく空気の美味しい町ポートランド。個人的にもこの町が大好きです。特に5月から10月にかけての夏季は町中がパーティー感覚に包まれ最高です。日本人観光客はあまりいませんが、チャンスがあればぜひ訪れてみてください。
サンフランシスコやロス・アンジェルスには無い、違ったアメリカを感じれると思います。
S I F E 全米大会 ~ミネソタ州にて
私が学部長を務めている大学では、学生活動の一環として多くの学生がS I F E (Students in Free Enterprise) と言うクラブに参加しています。
S I F Eはアメリカ式 (資本主義) のビジネスモデルを使うことにより、人々の生活レベルを上げていく事に対してボランティア活動を通しながら広げ、その過程で学生達がビジネスに不可欠な資質を身に付けていく事を目的としています。
S I F Eメンバーの大学では、一年間の活動内容と業績を地区大会で発表し、競い合って勝ち残った大学が全国大会に進みます。私の大学は、学生数1400人位の極めて小さな大学ながら、過去にS I F E全米大会で2位になったこともある実力を持っています。S I F Eのスポンサーにはトップクラスのアメリカ企業が名前を連ねており、全国大会ではこれらの超優良企業の社長、もしくは副社長クラスが、地区大会を勝ち抜いた大学チームの発表する活動内容を採点し、全米チャンピオンを決めます。全米の勝者チームには、S I F E世界大会に出場する権利が与えられます。ちなみにですが、今年の世界大会はマレーシアで行われます。
私は今年の春、初めてマレーシアをダイビング旅行で訪れ、とても気に入っていたので、今年こそは我が学生達に全国一位になってもらい、引率としてマレーシアに行ければ最高と考えていたのですが、残念ながらベスト16と言う結果になってしまいました。大学としては全米350校以上の中でのベスト16位と素晴らしい結果でしたが、学生達は残念がっていました。
ミネソタ州からワシントンの家に戻り、静かに久しぶりのロッキーパテルに火を付けました。多分、学生達は数週間もしないうちに来年の大会に向けて活動を始めるでしょう。来年こそは優勝できるように、私もできる限り時間を作り学生達を応援しようと思いました。
そんな事を考えながら、まだ少し寒さを感じる5月の夕空に向かって、ロッキーパテル独特の少し甘みのある煙を燻らせました。
パウアウ(Pawwow)
私は大学の仕事の延長でインディアン(アメリカ先住民)関係の学会や寄り合いに出席する機会が良くあります。先週末も理工系インディアン学生の集まりがポートランドで開催され、私も学生を連れて出席しました。近年アメリカでも学生の理系離れは問題となっており、特にマイノリティー(黒人、メキシコ人、インディアン、一部のアジア人種)の学生を理系学部に進めるために色々な奨学金や活動が盛んです。今回のポートランドで開かれた集会も工学部の教授らが中心となり、研究室や最先端の技術を生徒に紹介していました。
偶然だと思うのですが、同じ週末にインディアンによる祭り、パウアウが大学の体育館を使って行われていました。パウアウではドラムと歌に合わせ、鷲の羽根で飾りつけた衣装を着たダンサーが伝統の踊りを競うのです。男だけの踊り、戦いの踊り、鶏の踊り、鈴をつけた衣装で踊る若い女性だけの踊りなどと、色々なカテゴリーがあります。踊り自体にどんなルールがあるのかは良くわかりませんが、審査員が踊りの終わりに一位から三位までを選び出し、次の踊りがまた始まると言った感じです。
さて、アメリカインディアンと言えばタバコの起原でもあるのですが、パウアウの会場は当然禁煙で葉巻どころかタバコも見当たりませんでした。タバコをモチーフに取り入れた衣装も全くなくインディアン社会でも禁煙が主流のようです。
マレーシアで吸う葉巻
春休みを利用して妻とマレーシアまでダイビング旅行に行ってきました。
マレーシアのダイビングといえばシパダンが有名ですが、我々が出かけたのはボルニオ島の西側、すなわち東シナ海に浮かぶ環礁です。コタキナバルという東マレーシアの玄関にあたる町から、旧ソ連時代のオンボロ飛行機で一時間少し行くと目的地のLayang Layangという名の島に到着します。島と言っても環礁ですので、滑走路、小さなマレーシア海軍駐屯地、ダイバー専用のリゾート施設だけで一杯一杯です。地の果て・海の果てといった感じの島で、到着までアメリカ本土からは成田、マニラ、コタキナバル経由で実に3日も掛かりました。
今回この旅行の為に持参した葉巻はOliva Master Blends 3とPredomo ESVです。
最高の葉巻を最高の雰囲気で味わおうと考えたのです。旅先の南の島で楽しみなのは、空を真っ赤に染め、大海原に沈み行く太陽を見つめながら葉巻を燻らす時間です。残念ながら今回は雲の関係で夕焼けは今一つ感動的ではありませんでしたが、4月初めの東シナ海は暑くも湿気もなくいい感じの貿易風が吹いており、葉巻を楽しむには最高の環境でした。お蔭様で現実離れした南の島で充実した時間を過ごす事ができました。楽しかった旅行から戻ってくると、庭先の桜がピンク色のつぼみを膨らませていました。
原子力について
まず始めに今回の地震で亡くなられた方、そして被害を被られた方々に心からお悔やみ申し上げます。
東日本巨大地震のニュースはアメリカでも大きく取り上げられています。仕事先の大学でも日本の家族は大丈夫かとよく聞かれます。私の妻はこちらの原子力発電所の技師として働いている事もあり、人一倍に福島原発の事故を気にしています。
ウェブ上では地震被害より原発事故の方を中心に報道しており、今回の地震と津波で亡くなられた一万人以上の方々や、現在避難生活をしておられる方々のご苦労はニュースの内容からはあまり伝わってきません。
現代社会における核汚染の恐怖感というのは、我々現代人がまだ完全に核分裂を制御する方法を知らないところから来ているのだろうと思います。これは丁度、動物が火を怖がるのと同じ感覚ではないのでしょうか。しかし現代人のエネルギー需要を石油と天然ガスに頼る限り、空気中の二酸化炭素は増え続け、その悪影響は原発一基,二基のメルトダウンをはるかに超えると私は思うのです。
物理学と技術の発展なくしては原子力を心配なく利用できる環境が得られないのも事実です。人間は火を自由に使えるようになることで原始人から現代に進化しました。次は原子力を自由かつ安全に使うことをマスターすることで、次の人類の未来が開けるのかもしれません。
大忙しの日々
28日しかない二月が駆け足で過ぎ去り、ふと暦を見上げるとすでに三月の第二週目に入っていました。今年は年初から出張や新しいプロジェクトが重なり、ぼんやりする時間も運動する時間も余りありません。こんな時こそゆっくりとソファーに座り、誰にも邪魔されずロブストもしくはトロサイズの葉巻をじっくりと時間をかけて楽しみたいと思うのです。
残念ながらこの数週間は帰宅時間が午後8時30分を過ぎ自分の時間ほとんどありません。妻と猫が朝4時に起きるので、9時半には床につく必要があるのです。日本で人気のコロナサイズの葉巻なら軽く30分ぐらいで吸えるのですが、それもなんだか余計に急かされている感じがしてリラックス感にかけるのです。週末ぐらいはゆっくりできるかと思えばこれまた週末しかできない雑用が重なり、気がつけば月曜日になっているのです。
三月末から勤め先でもある大学は春休みに入る為、それまではまだまだ忙しい日々が続くと思います。春休みには妻と二人でマレーシアにダイビング旅行に行く予定です。マレーシアまではメールも携帯も追いかけてこないので多分ゆっくり葉巻に火をつけることができると思います。
再び ラスベガス
昨年10月末に柔道関係の会議でラスベガスに来て三ヶ月も経たないうちに、また来ることとなりました。今回は大学関係の会議に出席する為のベガス訪問です。ラスベガスでの会議が多い理由は簡単で、ラスベガスには数多くの大型ホテルが存在しているので会議場を確保するのが比較的容易、その上費用も安い。さらに全米各地からのアクセスも確立しているからです。
ホテル側は、会議に出席した人々がカジノやショーで遊んでくれれば安くて部屋を提供しても十分元が取れるわけです。私はギャンブルもショーも興味がないのでラスベガスのホテルにとっては全く魅力のない客ということになります。それでもベガスは全米でも残り少ない、どこでもタバコと葉巻が吸える街ですから、葉巻愛好家の私にとってはそれなりに楽しめる町です。
葉巻をホテルで購入すればそれなりにベガス経済に貢献することに成るのでしょうが、残念ながら私の場合は葉巻も持参です。こうなると私のベガス滞在中の貢献度は単純にバーで消費するビール代ぐらいにしかなりません。
今夜もMONTECRISTO あたりを燻らせながら、ラスベガスブルバードをRiviera HotelからTropicana Hotel辺りまで、5キロほど歩いてみようかなどと考えています。
しかし現実的にはFashion show(Wynnの向かいにあるショッピングモール)の角にあるStripburger 辺りで葉巻片手にビールを飲み始めて夜が終わる気がします。