原子力について

まず始めに今回の地震で亡くなられた方、そして被害を被られた方々に心からお悔やみ申し上げます。

東日本巨大地震のニュースはアメリカでも大きく取り上げられています。仕事先の大学でも日本の家族は大丈夫かとよく聞かれます。私の妻はこちらの原子力発電所の技師として働いている事もあり、人一倍に福島原発の事故を気にしています。

ウェブ上では地震被害より原発事故の方を中心に報道しており、今回の地震と津波で亡くなられた一万人以上の方々や、現在避難生活をしておられる方々のご苦労はニュースの内容からはあまり伝わってきません。

現代社会における核汚染の恐怖感というのは、我々現代人がまだ完全に核分裂を制御する方法を知らないところから来ているのだろうと思います。これは丁度、動物が火を怖がるのと同じ感覚ではないのでしょうか。しかし現代人のエネルギー需要を石油と天然ガスに頼る限り、空気中の二酸化炭素は増え続け、その悪影響は原発一基,二基のメルトダウンをはるかに超えると私は思うのです。

物理学と技術の発展なくしては原子力を心配なく利用できる環境が得られないのも事実です。人間は火を自由に使えるようになることで原始人から現代に進化しました。次は原子力を自由かつ安全に使うことをマスターすることで、次の人類の未来が開けるのかもしれません。

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