2016年 10月 の投稿一覧

タバコ葉

葉巻は大きく分けて外側部分のラッパーと中身のフィラーに区分けされますが、香りや喫味などに重要な影響を持つフィラーはさらに3つに分けられます。タバコの下部、つまり土から出たばかりの茎の部分あたりになるボラド、茎中間部のセコ、上部のリヘロとなっています。

たき火のイメージを想像するとわかりやすいかもしれませんが、下部のボラドが燃焼力が強く、上部に移るにつれてテイストや香りが強くなります。これらをブレンドすることによってそれぞれのシガーの基本テイストが仕上がっていくわけです。

とはいえ、物理的に目にするのは外側に巻いてあるラッパーなので、その色具合や質感が我々のチョイスに大きく影響する部分です。ラッパー専用に栽培されるCorojoなどが有名です。ちなみにこの呼び名はキューバにある農園のEl Corojoからきています。ビジュアルが重要なラッパーですので、同じ栽培でもかかるコストは他のタバコ葉より高くなっています。

その中でも松茸などと同様に葉のランクによって格付け・分類されていく訳ですが、葉を巻いたりさばいたりしている現地の写真がありますが、あの方々によって選別整理されて香り豊かなシガーが出来上がっていくわけです。

南米シガーの歴史

多くの方がご存じの通り、そもそもはアメリカンインディアンとコロンブスによって大きく世の中に伝わったものといってもいいでしょう。当時のインディアンが行うお祈りやお祭り、神聖な儀式において常にある道具です。

しかし実はインディアンだけでなく、多くの地域で重宝されていたものです。マヤ文明においてはその年最初のたばこは以降の雨の祈願として神様に捧げられていました。アステカ文明では信心として毒解毒剤して、カリブでは薬品の一つとしてなどです。そして1400年代終盤にコロンブスによって大きく広がっていくきっかけとなっていくこととなります。しかしながらキューバに伝わった明確な時期は不思議と明らかにはなっていません。

とにかく当時のたばこ葉はある人たちにとっては非常に高い価値を持たれており、幻想的な煙と香りを放つたばこ葉はのちに多くの人々に触れることになります。

キューバはその土壌や気候からたばこ葉に最適なエリアでしたが、大きくは1600年代の半ば、当時のハバナ市長によってたばこ農園を大幅拡大するといった方針で大きく発達していく流れとなります。
この影響で多くの人々がキューバないしは近隣諸島に移り住み発展していきました。

17世紀後半には葉巻のみならず、噛みたばこやパイプ葉などがヨーロッパに大きく広まっていく時代となりました。その流れで国家によるたばこ独占の時期(当然に当時の国民には強い反感を受け18世紀初旬にはこの抑圧は終わります)を経て、現在に至っています。