初めての葉巻

皆さんにとっての初めての葉巻覚えていますか?

私にとっての初めての葉巻は大学院生のころフィリピンで購入した自分の名前入り葉巻でした。

値段は覚えていませんが、土産物屋で前日に注文すると翌日には自分の名前、もしくはイニシャルを入れた葉巻25本がこれまた名前入りの木箱に入ってくるというものでした。

フィリピンには結構いける葉巻もありますが、この名前入り葉巻はタバコの品質から言えばかなり問題がある品物だったと思います。
今でもおぼえていますがこの土産もの葉巻を吸った次の数日は口の中に苦味が残り、葉巻とは実に苦しいものだと思いました。
この25本を消費するのに2年以上かかりました。
その結果、葉巻は数年間吸いませんでした。

数年後、キューバを学会で訪れる機会があり、初めてキューバ産葉巻を味わいました。

キューバ産とフィリピン産葉巻の違いに驚くとともに、葉巻のおいしさを始めて感じたのもこのときです。

アメリカ本土ではキューバ産葉巻は販売禁止されていますのでキューバ産は手に入らず、始めは仕方なしに恐る恐る南米産の葉巻を購入しました。

そこで私にとって葉巻、二度目の感動が訪れます。
南米産はとてもいい。物によってはキューバ産よりおいしい。これは正直な感想です。そして今日もヒュミドールを眺めながら今夜はどの葉巻にしようかなと悩む今の自分ができました。正直、葉巻に対する幅が広まった印象です。

今日も先ほどから今夜の一本はOlivaCAOかで悩んでいます。一日に2本消費すると妻に怒られますので。

シガースモーキングルーム

現在、ワシントンの自宅に葉巻を吸うための部屋を増設しています。
正確に言うと現在住んでいる家の一階部分を車二台分の車庫と妻のエクセサイズルームにリフォームしているのです。
車庫部分に日本で言うところの四畳半ぐらいのスペースをとり、そこをシガースモーキングルームとして利用できるように設計しました。

室内で葉巻を吸う場合、やはり煙の問題が一番なので、このスモーキングルームの天井にはファンを二台取り付けて煙を直接外部に吸いだせるようにしてあります。

完成時にはこのスペースにソファーを置きガレージにある自分の車をながめながら葉巻をエンジョイできるようになる予定です。
さて、リフォームに関してですがアメリカではDIY(Do it yourself)も半端ではなく、基礎の大工工事から電気の配線、内壁、床板の設置、トイレと水道の配管、もちろんペンキ塗りまで、すべて自分でやってしまうのです。
私も今回のリフォームに関しては内壁以外はすべて家族総出でやりました。

昨年夏に始めたこのリフォームも後は床板を張ってペンキを塗れば完成です。
本当は今年の冬までに完成させたかったのですが、半年以上遅れてしまい、寒かった冬ももうすぐ終わります。
今年の冬は寒かった。でも寒さをこらえて葉巻を吸うのも今年限りだ、そう思いながら今夜もロッキーパテルに火をつけます。

Mardi Gras

今年は2月24日がMardi Grasでした。

日本ではほとんど聞くことのない祭りですが、あのニューオリエンスで町をあげて仮面をかぶった人々や、きわどいビキニの女性たちが繰り出すパレードの日といえばわかるかもしれません。
この日はリオのカーニバル最終日でもあります。

Mardi Grasはフランス語で英語に訳するとFat Tuesday、太った火曜日という意味です。

さてどうしてこの火曜日を太った火曜日と言い、世界中のあちこちでパレードが繰り出され、男も女も食べ、飲みそして踊るのか、そしてその全てが夜中の12時丁度に終わるのか、その理由はアメリカ人でも知らない人がたくさんいます。

Mardi Grasの翌日は灰の水曜日、英語ではAsh Wednesday といいます。
灰の水曜日はキリスト教、正確にはカトリックの重要な日なのです。

カトリックの教会でもっとも大切な日は復活祭、キリストが蘇ったとされる日ですが、その復活祭から40日まえが毎年の灰の水曜日と決められています。
なぜ40日かというと聖書によればキリストは十字架にかけられる前40日間砂漠で断食をしたと書かれているからなのです。
この40日間はカトリック信者にとってはキリストに学んで自分の欲望を我慢する時期とされています。

多くの人が断食や食事を簡素なものだけにしたりするのです。
そこで断食が始まる前に思いっきり食べ、飲みそして欲望の限り楽しもうというのがすなわち灰の水曜日の前日、Fat Tuesdayなのです。

ちなみに灰の水曜日の灰は、人は灰から生まれ灰に戻るというカトリックの教えによるもので、残念ながら葉巻の灰ではありません。

グアムで吸う葉巻

私は80年代半ばから90年代半ばまでグアム大学海洋生物研究所にいた関係で、今でもグアムには多くの友人がいます。昨年のクリスマスはグアムで昔の友人や研究者仲間を訪ねてながら過ごしました。

現在住んでいるワシントン州に比べてグアムは比較にならないぐらい湿度が高いためグアムではヒュミドールは要らないぐらいです。湿度の高いグアムでは葉巻の味わい方も違ってきます。

私はワシントンやオレゴンにいるときはフルボディーの葉巻を好むのですが、暑いグアムではフルボディーの葉巻は少しきついと感じました。
グアムに住む友人のお勧めはアップマン シグネチャー ダブル イーグルでした。

アメリカ本土ではあまり気にしなかった葉巻でしたがグアムの夕方、貿易風に吹かれながらタモン湾で火をつけたアップマンは最高でした。

旅先で味わう葉巻。
旅の思い出を煙の合間に織り込んで持ち帰るのも葉巻愛好家のひそかな楽しみでしょう。

アメリカ便り

アメリカ本土でシガーの手配の担当者です。
「アメリカ便り」として本日よりシガコネのブログを担当します。
アメリカ最新のシガー情報、日本との違いなどを中心に情報発信していければ幸いです。

私は純粋な日本人でありますが日本を離れて30年、
ほとんど日本語を書くことがありませんので、このブログの文法、言い回しなど
時々おかしいと思われることもあるかと思いますが、突っ込まずに読んでいただけると幸いです。

最近のアメリカといえばオバマ大統領の“CHANGE”と100年に一度といわれている不景気でしょう。
私もこんな不景気で葉巻が売れているのだろうか!?と不安になり、
葉巻の仕入先に先日電話で問い合わせてみました。

驚くことに「卸しレベルではまったく変化なし」とのことでした。

確かに不景気になると皆さん節約に走りますが多くのシガースモーカーは他で倹約しても
葉巻の予算は削らないそうです。

確かに私もガソリンのグレードは落としてもシガーのグレードは落としていません。
昨夜も外に飲みに行くより、静かに葉巻をくゆらす方が安くつくといいながら
家のベランダでOliva Seri Oに火をつけました。

明けましておめでとうございます。

新年明けましておめでとうございます。

2008年からスタートしたシガーコネクションですが、皆様にお力添えをいただき、
2009年も無事に営業をスタートする事が出来ました。
ご支持いただきました皆様には心よりお礼申し上げます。

本年も本ブログ、シガーコネクション共々よろしくお願い申し上げます。

皆様の2008年最後の葉巻は何でしたか?
2009年最初の葉巻は何でしたか?

私の2008年最後の葉巻はアメリカの友人(ビジネスパートナー)が持ってきてくれた
極太の逸品でした。
サイズからは想像できない優しさと、しっかりとした自己主張。
年末最終美(日)にふさわしい香りと喫味でした。

私の2009年最初の葉巻は一番お気に入りのロッキーパテル90トロでした。
日も高く昇った元日の昼下がりに至福の一時を味わいました。

葉巻はいつのときも、自分らしい時の過ごし方を教えてくれます。

本年も皆様と共に葉巻の素晴らしさを共有し、
豊かな時間を多く過ごせる年にしたいと思います。

2009年も宜しくお願い申し上げます。

皆様も、私の周りの大切な人も、素敵な一年でありますように。

たばこ専門紙「緑新聞」に紹介されました

当社の「シガーコネクション」事業が、たばこ専門紙「緑新聞」で紹介されました。
記事の内容を抜粋して紹介します。

midori.gif
世界最大の葉巻消費国・アメリカ市場に流通販売されている、ドミニカ共和国 、ニカラグア、ホンジュラスなど中南米産の高品質な葉巻を、日本国内でも輸入・販売しようと(株)ヒルズインターナショナルが、本格的な活動を開始した。<–略–>
同社が自主流通銘柄圧かいで、国内販売する葉巻ブランドの特徴は、日本国内では未販売の商品であることと、キューバ産葉巻と同一ブランド名の商品も、取扱いアイテムに含まれていることが挙げられる。

「アメリカ市場に長い間、流通販売されてきた葉巻であり、味わい、風味、巻き、リング、どれ一つとっても他のブランドと比べても決して劣らない」と説明する。

同社が現在、取扱い中の葉巻ブランドは、ドミニカ共和国、ニカラグア、メキシコ産などのボリバーコイーバCAOフォンセカモンテクリストパルタガスパンチロミオYジュリエッタ(いずれも1本480円からの価格帯)などが揃っている。また今月初めからも、①トリニダッド、ブランドの投入も計画されている。
(緑新聞 2008年3月5日号)