葉巻分解 “ラッパー”

葉巻の全体イメージをつかさどる重要な部分といってもいいでしょう。
実はそれ自体にはさほど重要な要素はありません。香りを作り出すわけでもブレンドに大きく影響するわけでもなく、最終的に全体がくずれないように包める部分です。

ただビジュアルのインパクトは重要になります。例えば色味や光沢具合などです。従って結果的に同じ葉タバコでも最も丁寧に扱われた部分を使用するのがほとんどです。
専門的にはシェイドグロウン、つまり日陰で育成させたたばこで、直接太陽光に触れる事から守りながら作られる葉タバコになります。
こうする事で色合いも整い、美しく、ぬめった感のあるあの独特な光沢のある葉タバコができるわけです。
Corojoと称される部類の葉が大半を占めます。

喫煙シーンなどによりますが、例えば華やかなドリンクパーティーなどでは、ダビドフやコイーバを意気に吸うよりも、
ラッパーの色合いが美しいモンテクリストのホワイトシリーズを嗜む方が、タキシードにもマッチして個人的には好きです。

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