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Tinシガーの楽しみ方

私は基本的に大きめのシガー、ロブストもしくはトロサイズを好んで吸います。
どうしても小さめの葉巻は、せっかちな私が吸うと熱くなりすぎて楽しめないのです。
ですからTinサイズのシガーはこれまであまり吸っていませんでした。

先日、日本に発送する葉巻を検品中に、ケースがダメージを受けているTinシガーを見つけ、これは商品にならないので吸ってみました。

結果から言いますと、ゆっくり吸えば味と煙の量に関しては大きめのシガーと比べても十分楽しめます。
小さいサイズながらも20分ぐらいは十分楽しめます。

最近では大き目のシガーを吸って数時間たったあと、もう少し葉巻を楽しみたいと思った時に、Tinシガーに火をつけることにしています。
シガコネではTinシガーも数多く揃えていますので、自分好みのTinシガーを見つけて、ヒュミドールの片隅に入れておくことをお勧めします。
私の場合Tin シガーは2本目のシガーとして欠かせない存在になりつつあります。

コロンビアゴージ

オレゴンとワシントン州の境目はコロンビア川です。
アウトドア用品の名門「コロンビア」の由来も、このコロンビア川から来ています。
先週はこのコロンビア川沿いのスティーブンソンという、小さな町で行われた学会に出席してきました。
コロンビア川沿いに建てられたホテルは、大きな杉の木に囲まれており、実にいい感じのリゾートでした。

学会の2日目、雨上がりの夕方にRomeo & Julietに火をつけて、一人で散歩していると、ホテルのロビーの方から男性2人連れが、葉巻に火をつけながら私の方に歩いてきました。
数分後には3人で葉巻の話から始まり、いろんな世間話をしながら、ホテルを包み込む大自然を楽しみました。

これが普通のタバコなら、多分こんな感じで会話が弾むことは無かっただろうと思います。
これもまた葉巻を楽しむ人々だけが味わうことのできる大切な時間です。
葉巻を吸い終わるころには、晩秋の柔らかな太陽も、山々の間に落ち黒々とした大きな杉の木シルエットだけが横たわっていました。

暖炉に火を入れました

昨日の夕方久しぶりに妻と夕方の散歩をしました。
この土地に引っ越してきた2年ほど前は、毎日のように夕方になると葉巻を片手に妻と散歩していたのですが、近年はお互いの仕事の時間の関係で夕方の散歩もお預けでした。

夕方5時ごろに外に出ると空気はもう冷え切っており、葉巻を持つ手に手袋が欲しくなるほどでした。
1時間ほど近所を歩き回って、丁度Rocky Patel 1992 Toroが燃え尽きる頃に家に戻ってきました。

冷えた体を温める為、今季初めて暖炉に火をつけました。
アメリカの最近の家の暖炉はガス式で、電気をつけるように壁のスイッチを入れるとボンと音がして暖炉に火が付きます。
昔ながらの薪を燃やすタイプの暖炉もありますが、便利さと環境問題を考えるとこのガス式暖炉の方が時代にあっています。

家の猫にとっては始めての暖炉経験で、ガラス越しに燃えるガスの炎を興味津々で眺めていました。
こうして暖炉の火を見つめながら葉巻を吸えたら最高だと感じましたが、リビングルームで葉巻を吸うことは、理解ある妻といえども許してくれないだろうと思います。

今年中には完成させる予定だった、1階のスモーキングルーム兼ガレージは8割完成しましたが、まだ床とガレージドアの設置ができていません。
でも壁、天井、ライト、空調設備、排気装置の取り付けはすべて終わっているので、車は入れれませんが葉巻を吸うことに関しては問題ありません。
安物のカーペットでも敷いて、椅子とテーブルを備え付ければ今年の冬は乗り切れます。
将来はこのスモーキングルームに小さな暖炉を設置するのも良いかもしれません。

冬の気配

今朝、家の芝生にうっすらと霜が下りているのに気づきました。
秋と思っていたのもつかの間、知らないうちに冬の気配がすぐそこまで来ています。

私の住んでいるワシントン州東部に雪が降り始めるのは、早くても12月に入ってからですので、まだ雪の心配はありませんが、気温だけは確実に下がり始めています。
つい最近まで、喜んでベランダに出ていた猫たちも、今ではあまり日が沈んだあとは外に出たがりません。
日本なら冬になればコタツなどが出てきて、猫はコタツで丸くなるのでしょうが、コタツの無いアメリカでは猫はどうするのだろう、などと意味の無いことを考えながら冷えた夜空に消えていく葉巻の煙を目で追っています。

私の場合、季節によって楽しみたい葉巻の種類が変わります。
暑い夏場は少し軽めのコネチカット、もしくはカメルーンラッパーの葉巻に手が伸びましたが、気温が下がってくるとなぜかフルボディーの葉巻、たとえばLa Gloria Cubanaなどが欲しくなります。

月見

ポートランドには、全米でもっとも美しいとされる日本庭園があります。
実はポートランドで十年近く過ごしているのに一度も行ったことがありません。

日本に一時的に戻る時はいつも京都の寺や日本庭園を見て回る時間をとるのですが、不思議とポートランドの日本庭園にはいちども足を運んだことがありません。
アメリカ人が作った日本庭園というのはどうも外国人の握る寿司と同じで、何か少しずれているような気がしてあまり興味を抱かせないのだと思います。
しかし最近では寿司も“Sushi”となり、メキシコ人の握る寿司も気にせずに食べていますので、アメリカにある日本庭園を訪れてみるのも悪くないかもしれません。

毎年10月にはこのポートランド日本庭園で、なんと琴を聞きながら月見が行われるのです。
月見をする人など現在の日本でも少ないのではないでしょうか。
案外アメリカの日本庭園のほうが日本的だったりするのかもしれません。
琴を聴きながらの月見も良いかもしれませんが、今の私は葉巻を燻らしながらの月見になってしまうと思います。
多分日本庭園内は禁煙でしょうから、川沿いの公園でポートランドのビルの合間に浮ぶ月を見ながらMontecristoあたりに火をつけることになりそうです。

Predomo(ペルドモ)

前にブログで紹介したPredomo ESV 1991がようやく日本でも販売できるようになりました。
Predomoは私の一押しでシガコネで販売することになりました。
この葉巻はライトからミディアムボディーにもかかわらず実に深い味わいを持っています。
絹のようにスムーズなラッパーとその作りこみはキューバ産葉巻には無いエレガントな感覚です。
あえて言えばモンテクリストプラチナに似ています。

始めてこの葉巻に出会ったときは一週間ほど毎日Predomoばかり吸っていました。
仕事上私は色々な葉巻を試さなければいけないので、意思に反してPredomo を吸わない日を設定したほどです。
それでもやはり週に一度はPredomo に火をつけています。

クリーミーな煙とバニラにまじったほのかなスパイスの虜になるのは、きっと私だけではないと思っています。
こうしてブログを書いているとまたPredomoがほしくなりました。

秋の気配

あっという間に8月が過ぎ去りもう9月です。
昼間のうちはまだ暑い太陽を感じますが、日が沈んでからは少し肌寒い感じもしないではないこの頃です。

秋と言えば収穫の季節でもあります。
私の住んでいるワシントン州東部は世界で有数のホップの原産地で、数日前からホップの収穫が始まりました。
アメリカで作られるビールの約75%は、私の勤めている大学の近くで生産されたホップを使用しています。
世界的にも全世界の50%のホップはこの地で生産されているとのことです。

ビール好きの私にとっては天国のような場所だと思うのですが、不思議なことにこのあたりには地ビールが無いのです。
原料は生産するが商品は作らない、少しもったいない感じがしないでもないのですが、多分何かの理由があるのでしょう。

話は変わって新しい葉巻についてですが、先日、日本向けにPredomo ESVを始めて出荷しました。
Predomo ESVは私のお勧め葉巻ナンバーワンであります。

この葉巻はミディアムボディーでありながら、クリーミーな煙とほのかなスパイスを持ち合わせおり、絹のようなスムーズなラッパーは綺麗に燃えてくれます。
秋の夕方に火をつけるには最高の葉巻だと推薦します。

【店長追記】
本日より、Predomo ESVを初めとする新アイテムの販売を開始いたしました。
是非、上陸したばかりのシガーをお楽しみ下さい。

USAシガーイベントレポート

アメリカ、ニューオリンズで8月8日~8月13日の期間、IPCPR 第77回コンベンション インターナショナルトレードショーが開催されました。

第77回を迎える今回は、250社以上にのぼる出展企業が参加した世界最大規模のシガーイベントに、当社米国責任者と私、2名で参加して参りました。

コンベンションセンターで行われた本イベントは、すべてのブースをチェックするだけで8時間もかかるほどで、会場の広さ、参加企業の多さには度肝を抜かれます。

アメリカで有名なシガーメーカーをはじめ、新興メーカー、グッズメーカーなど、シガーにまつわる様々な企業がブースを構えています。

シガコネではすでに取り扱いのあるシガーメーカーの新作確認や、アメリカ国内でのシガー動向調査を目的に参加しました。

アメリカではキューバシガーがないかわりに(※)、ドミニカ共和国をはじめとする南米産シガーや、アメリカ国内で造られているシガーなど、多くのシガーメーカーがしのぎを削っており、品質の高いシガーが数多く流通しています。

ニューオリンズの街中にもシガーを製造販売しているお店があり、ラスベガスなどでも興味をひくシガーが造られたりしています。

700万人ともいわれるアメリカのシガー人口を満足させるため、供給側の努力や競争の激しさを実感します。

そんなアメリカの最近のトレンドとして、フレイバーシガーが若者に人気があるそうです。
日本ではほとんど流通していないフレイバー付きのプレミアムシガーですが、アメリカではハーブ入りのものなど、多様な商品が存在します。

シガコネでは現在CAOフレイバーをご提供させて頂いていますが、今後機会があれば新たなフレイバーシガーもご提供できればと考えています。

消費最大国、アメリカで流通している素晴らしい葉巻や、グッズをこれからもご提供して参りますので、どうぞご期待下さい。

店長 阿賀

※アメリカはキューバへの経済制裁の為キューバとの国交がなく、 キューバ産葉巻の輸入、販売が出来ません。

youtube

最近youtubeを見て過ごす時間が増えました。

私は昭和生まれでキャンディーズが解散した年にアメリカに渡ったため70年代から80年代の日本の歌しか知りません。

ネットから30年以上前にはやった歌を拾い上げて聞いてみると、忘れていた昔の思い出がどこからともなく蘇ってきます。
多くの歌の題名も忘れている場合があり音楽が流れ出してからこんな歌もあったんだと感動することもあります。
俗に言う歌謡曲というのは振り返って聞いてみると実にその時代を反映していたことに驚きます。

葉巻を長年楽しんでいると葉巻によってはいつも同じ思い出を映し出すものがあります。
私にとってはLa Gloria Cubanaとハワイに住んでいたとき行きつけだったバーの思いでは切っても切れない関係にあります。
そのバーに集まる友人、そこでの会話それら全てがLa Gloria Cubanaに火をつけると蘇ってきます。

サンディエゴ出張

個人的な話になりますが、私は長年柔道をやっている関係でアメリカ柔道協会の役員を務めています。

先日カリフォルニアのサンディエゴにて全米柔道大会があり、それに先立って柔道協会の会議がありました。
会議の合間に旧知の柔道関係者と葉巻の話になり、南米に試合に行った際、キューバ産の葉巻50本を20ドルで現地の人間から購入したけどいくらで売れるだろうという質問を受けました。

キューバ産の葉巻は基本的にアメリカでは買えません。
ですからキューバ産葉巻にはプレミアムが付き一本$30から$50以上の値段が付きます。
一本40セントの葉巻が$40で売れれば100倍の儲けということになります。

こんなうまい話があるのでしょうか?
問題は50本$20のキューバ産葉巻です。
この葉巻は間違いなく偽物です。

アメリカでも偽物葉巻が多く出回っており、インターネットなどで販売されています。
柔道関係の知人は葉巻愛好家ではなくキューバ産葉巻という事に惹かれて購入したわけですが、その安物偽キューバ産葉巻のほとんどを友人に配ったそうです。
キューバ産葉巻と信じてこれらの葉巻を吸った人の感想は知る由もありませんが、多分葉巻はまずいと確信を持つ人が増えたことだけは確実です。

サンディエゴでは葉巻を楽しむ時間はありませんでしたが自宅に戻ってから久しぶりにロッキーパテルのトロサイズをゆっくり楽しみました。
久しぶりでしたがロッキーパテルは本当に美味しい葉巻です。
値段的に倍以上のキューバ産葉巻と比べてもまったく引けをとりません。