タバコ葉

葉巻は大きく分けて外側部分のラッパーと中身のフィラーに区分けされますが、香りや喫味などに重要な影響を持つフィラーはさらに3つに分けられます。タバコの下部、つまり土から出たばかりの茎の部分あたりになるボラド、茎中間部のセコ、上部のリヘロとなっています。

たき火のイメージを想像するとわかりやすいかもしれませんが、下部のボラドが燃焼力が強く、上部に移るにつれてテイストや香りが強くなります。これらをブレンドすることによってそれぞれのシガーの基本テイストが仕上がっていくわけです。

とはいえ、物理的に目にするのは外側に巻いてあるラッパーなので、その色具合や質感が我々のチョイスに大きく影響する部分です。ラッパー専用に栽培されるCorojoなどが有名です。ちなみにこの呼び名はキューバにある農園のEl Corojoからきています。ビジュアルが重要なラッパーですので、同じ栽培でもかかるコストは他のタバコ葉より高くなっています。

その中でも松茸などと同様に葉のランクによって格付け・分類されていく訳ですが、葉を巻いたりさばいたりしている現地の写真がありますが、あの方々によって選別整理されて香り豊かなシガーが出来上がっていくわけです。

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