今年のバレンタインシガー

今週末はバレンタインですが、ひと昔前ほど騒ぐ事はなくなってきたように思います。一頃はニュース映像でもデパートの様子などが頻繁に流れていましたが、最近ではそれもあまり見かけず、周りの友人女子達は自分の為のチョコを買う流れが増えているように思います。普段食べないような高価なチョコをこれを理由に正当化して食べる、な感じです。

イベントに合わせて個人的な葉巻をチョイスするのがちょっとした楽しみなのですが、バレンタインには大体過去を振り返るとビター系なものを選んでいます。甘いものに甘いテイストをぶつけるのは決して嫌いではなくむしろ好きなんですが、「イメージ」といいますか、バレンタインにはビターなものがしっくりくるのでマデューロ系が多くなります。

パルタガス ブラック クラッシックなどはど真ん中です。今年に入りボックスデザインもリングデザインもリニューアルされました。前の方がよかったのにと思うリニューアルもちらほらありますが、この新しいデザインは洗練性がアップして悪くないと思います。もちろん中身は変わらず一緒ですが。パルタガス ブラックほどゆっくり吸えない場ならばコイーバ マデューロ5 セクレトスで楽しみます。

今年もHappy Valentineを。

老眼と葉巻

古びた小説のようなタイトルですが、さすがに50代になり老眼たるものを身をもって感じてきました。

なぜ近くのものが見えにくくなるのか考えてもしょうがないのですが、自身の年齢を痛感しだすのはこの時でないでしょうか。なんだかんだと最近では身体を動かす洒落たスペースも多いですし、昼夜問わず皇居の周りを走り回っている時代ですから肉体的には自信がある方も多いでしょうし、様々なケア商品なども街に溢れているので見た目は結構若いと内心自身がある方も多い事でしょう。しかし老眼は・・どうにも見えません。。

さて、葉巻を吸う時のちょっとした癖で、リングや葉巻を格納しているセロファンに張り付くシールを眺めます。もちろん銘柄名など大した記載はないのですが、これが滲んで見えにくいのがどうにも悲しくなります。また見た目と色合いもほとんど変わらないもので、例えばパンチ ナチュラル ロンドンクラブパンチ マデュロ ロンドンクラブですが、例のセロファンに張り付くシールにマデュロならMaduloとあるのですが、これが小さ過ぎて見えない!のです。結局文字数の多さ少なさでこれはナチュラルか、これは長いからマデュロかと判別するちょっとした悲しさがあります。

そこで先日何気なく100均たるところで見つけた老眼もどきと言うと失礼でしょうか、その中で一番軽そうなものを試しに使用したところ、その能力に驚きました。今では細かな作業時にはなくてはならない存在となり、シールもよく判別できます。

今年のクリスマスの葉巻

早いもので、今年も間もなくクリスマスとなって参りました。

私はお酒も甘いものも両方好きなので、この時期は見かけに反してケーキを食する機会が増えます。出されます。

去年は初心に戻り、シンプルなフルーツ系のケーキを多く食したような記憶です。こんな情報は誰も興味はない訳ですが、毎年葉巻はパンチとしているとのこだわりで以外と良い反響がありました。こだわりとまで言うとちょっと行き過ぎなのですが、こういう事にちょっとした自分だけのこだわりを持つと、ちょっとした楽しみになるわけです。

とまで書きながら、今年はブランドを変えてみようと思っています。今まではスイーツの甘さと葉巻のほのかな甘さにクリスマスはこだわってきましたが、今年はビジュアルから入ろうと思います。パンチはよくも悪くもブランドロゴがシンプルに対して、ロメオ イ ジュリエッタのブランドロゴはクリスマス的にピッタリだなと。実際、ロメオをプレゼント指定する方も多いと感じます。

さてロメオはご存じの通り多くの種類があるのですが、クリスマスの夜長でいうところのサイズとしてロブスト、テイストはマデューロ系ではないナチュラルタイプでと考え、幾つか頭にある中から今年はブリーで決定です。ほんの少しショートに感じる長さにちょうどよい太さ加減が好きな一つですので、これで寒い夜長の準備も整いました。

皆さんは今年どの銘柄で過ごされますか。

カキのシーズン

柿ではなく海のカキです。

ご承知の通り、栄養満点で肝臓にも良くお酒飲みには非常によいカキです。寒くなりだした頃よりシーズンがやってきます。ここに記載するぐらいなので当然好きなのですが、その昔、学生の頃に街中の居酒屋であたってしまい、そのあまりの苦しさの経験から10年以上食していませんでした。気持ちは食べたい、でも怖い、止めておこう。これを何年も続けていました。それからかなりの時間が経過して、ようやくでしょうか、まずは火のよく通ったカキフライからと恐る恐る再開します。なら食べるなと笑われるでしょうが、実に緊張しながら食べた事を思い出します。それから茹でたものなど少しずつです。学生時代のように訳の分からないところで食す事はこれに限っては今後絶対ありません。

このような時間が過ぎ、海辺で焼きガキを食べる機会がありました。自分の分は自分でよく焼けるので納得しながら食べれるのがグッドです。ある方が、火を入れようが生だろうがあたる時はあたると言っていましたが、火が入れば精神的に大丈夫なようです。

そんな若い頃からの事を思いながら海を眺めていると、やはり葉巻です。葉巻はあたりません。そして風にあたりながらキューバリブレを心ゆくまで楽しみます。

初心者用の葉巻

ビギナーズ向けとのシガーセットは数多く見受けられます。基本的には葉巻とその吸い口部分をカットするシガーカッターとのセットが多いかと思われます。途中で吸いきれずに点火部分をカットするものと誤解される方も稀におられますが、あくまで吸い口をカットする用途専用です。

初めてタバコを吸う際、初心者用のタバコなどないのと同様に、初心者用の葉巻があるわけではありません。ですので基本的には先に書きましたように、葉巻と吸い口をカットするシガーカッターのセットになります。更に充実させていくとシガー専用のシガーアシュトレイ(灰皿)やシガー専用の格納箱であるヒュミドールなどです。

ハード部分の組み合わせ的にはまず上述の通りだと思いますが、メインの葉巻の方は狙いや方針によって内容が違ってくると思います。例えば単純にAという葉巻を多く売りたいのでそうするだとか、逆にこれは最初に試してもらいたいですとか、カラーが出てくるところが葉巻でしょう。シガーコネクションで扱うビギナーズセットは大まかには2つに分けています。一つは見た目の圧倒感がなくイメージ的に入りやすい小ぶりなティンシガーを集めたセット、もう一つはある程度のサイズをもったものです。最後は個人の直感的な好みでしょうから大きくどちらかをビジュアル的に選べるようにしています。

さらにその二つの中でも、小ぶりのものであれば同じ小ぶりでも少し太めなものとの選択、ある程度サイズをもった方では銘柄のバリエーションの違いによる選択などがあります。これ以上増やすとかえって迷いが増えますのでこの辺りまでに留めています。

多種多様にある同じようなビギナーズセットでもこのような点などを参考にチョイスされればよいかと思います。

葉巻とタバコ

葉巻とタバコの違いはなんでしょう?、と聞かれますがタバコ葉自体は同じです。私自身、タバコも葉巻も吸います。違いなどなく単に同じですと書くと叱られるかもしれませんが、大枠では同じと言ったほうがこの手の質問をされる方には分かりやすいかと思い、そのように答えています。

時間があればそれをもう少し細かく説明します。通常のタバコはタバコ葉を機械で細かく砕いたものをロールしてこしらえたもので、葉巻はもちろん色々ですが、プレミアシガーとした葉巻で言えば、葉を細かく裁断する事なく、外側は大きな葉のまま巻く(ロールする)事により仕上げるものです。内側の葉はブレンドを考え色々ですが。ですので大きく言えば、葉巻はそのままですが、タバコは外側は紙で巻いて固めていると言えば分かりやすいかと思います。

例えで言いますと、細かく裁断された葉で巻かれたタバコは燃焼後に灰になりすぐに折れて灰皿に灰を落とせますが、プレミアムシガーは外側は大きな葉をくるんでこしらえているので灰になった部分はある程度そのまま残ります。時折、灰が長くなり大丈夫か?といった葉巻を見かける事があれば、それはそれ相応のプレミアムシガーではないでしょうか。

見た目はこの辺りにしておいて、身体への影響は?などですが、ドクターではありませんのでその辺りは正直分かりませんとお答えせざるを得ません。ただ医学や統計的には悪いとされてますので事実は正しく認識しなければなりません。葉巻は基本、肺に入れず口で燻らせて香りやテイストを楽しむものですが、肺に入れずとも口腔内でニコチンは吸収されますので、この辺りの判断は個々人に委ねるしかありません。

ただ最後にいつも話しますのが、考えてストレスを持ちながらでは葉巻の良さもなくなりますと。気になるなら控える。吸いたいと思えばリラックスして吸う。もちろん周りの環境・状況も考えてのです。
嗜む方でも長く元気でおられる方、そうでない方、嗜まなくても同じく長く元気でおられる方、そうでない方、これも事実ではないでしょうか。つまるところ、自己判断責任ですね。

葉巻は無理に吸うものではないです。ただ、至福をもたらす奥深いものでもあります。

健康と葉巻

一にも二にも健康第一であれば葉巻もたばこも吸わないに越した事はないでしょう。健康を頭の片隅で心配しながら吸うのもストレス的にどうかと思います。シガーには紙たばこと同様にニコチン等が含まれている訳ですから、それがまず事実です。

思うに、「適量」「適切」「適度」を認識して自己コントロールがなされているかどうかの方が大事なのではないかと。例えばチョコレートも精神のリラックスや幸福感が得られると聞きますが、そこには適量がつきます。食べ過ぎれば糖分過多で栄養も偏るでしょうし太り易くなるでしょうし。お米も油もお塩も、身体に必要なものでありながら接種過多はよくないことは承知の通りです。もちろん、シガーは塩分などのようにそもそも身体に必要でない、とのことは承知していますが、そこにリラックス効果や幸福感といったものがあるとすれば、チョコレートなどと同様に適量や適度が加われば、推奨する訳ではありませんが自己責任でそれはそれでよいのではと思ったりはします。

葉巻を吸わずに長生きされる方、葉巻を吸って長生きされる方、またその逆もしかり。おそらく明確な正解不正解が分からない中では、自己できちんとコントロールできるのであれば、あまり深々と考えてストレスを抱えるよりよいのではと、個人的にはそう思います。

葉巻の吸い方

現在はインターネットやSNSが発達したおかげで、葉巻に関するあらゆるハウツーが閲覧できます。文章だけだったのが画像が加わり、今では動画です。

シガコネサイトでも情報欄に幾つかのハウツーがありますが、今回は世の中に溢れている手順的な、或いはテクニカル的な要素ではなく、例えばシガーの吸い口を綺麗にカット-まんべんなく点火していく-・・などではありません。

というのも、基本的な手順はわかるし道具もあるけれども、吸い慣れていない方々はどうも落ち着かないといった声をよく聞くからです。思うに、吸い慣れている方と新たに始められた方との一番の違いはペースだと感じます。

始められてまだ間もない方は一服一服のペースが早く、またシガーアッシュトレイに置いてあるシガーに頻繁に視線が注がれています。もちろんそれがいい悪いではないです。葉巻の方がまるで中心になっているように見えてしまうと言えばなんとなく共感頂きやすいでしょうか。

確かに日本では決して安くないものだし、綺麗に燃焼して欲しいし、といった思いもそうなのですが、その時間を贅沢に使ってこそのシガーであると思います。

気が付けばバーのマスターと話が弾み過ぎてほとんど灰になっていました・・は極端かもしれませんが、大事な時間を過ごす傍らにシガーがあるような感覚が、独自の贅沢と時間を、本当の意味で味わえると感じます。

アウトドアの葉巻

海や川辺などのアウトドアで見事にハマる一つが葉巻だと思っています。
今年の夏も暇を見つけて何度か出向き楽しみました。紙たばこなどは強い風であっという間に燃え尽きてしまいますが、葉巻なら小ぶりなものでもそう簡単に燃え尽きる事なく楽しめます。

紙たばこのそれと比べ漂う香りが全く違うので、遠くにいても風下ならすぐにわかるものです。もちろん、たばこの香りが嫌いな方もおられるので周りには十分配慮して楽しむ事は言うまでもありません。

閉め切ったスモークルームやシガーバーなど閉鎖的な空間でのシガーも勿論それはそれでよく、芳醇な香りに包まれる至福感がありますが、太陽を浴びながら、火を眺めながらの葉巻は全く別な至福感です。ちょっとのめり込み気味かもしれませんが、まだ経験がない方には一度試してもらいたいアウトドアスモークです。

自宅などでは湿度や温度管理が施された最良の環境下、ヒュミドール内に格納して大事に保管・或いは熟成させている方も多いでしょうが、アウトドアではそのような事はなしです。ワイルドに持ち運びます。まあアウトドア感を出す為の無理やり感はありますが。

とにかく固い防水用のシガーキャリーにロブストサイズシガーを収めていき、鞄に放り込みます。中身がガサガサ動いてラッパーが割れないか?との心配はご無用です。このシガーキャリー内にある上下のスポンジは固めのものを使用しているので、葉巻さえしっかり目に入れればガッシリ押さえ込んでくれます。投げても転がしても大丈夫でしょう。勿論そのような事はしませんが…
内部には気持ち程度の保湿器が付いてますが、そんな物も使用なしでいきます。意味のない勝手なワイルド感です。

このシガーキャリーは丈夫なので、かなり長く使用しており今では傷もちらほら見当たりますが、この傷具合が増えていく経過と同じだけ楽しんでいると思うと、傷もよく見えてくるものです。

シガーケースは何本用、2本・3本?

タイトルからとりとめのない事柄で恐縮ですが、実はよく聞かれる事柄の一つです。

それこそ色々な本数用がありますが、よくあるものでは2本用か3本用で、あとはカラーや材質の違いといったところでしょう。

まさに皆さんが思われる通り「個人の好みでしょ」に尽きるのですが、そうストレートに答える訳にも参りませんのでこう聞きます。

“バッグを持つか持たないか”

リュックなりバッグなり鞄を持つのであれば3本用をお薦めします。入れ物があるのであれば単純に3本用で行きましょうと。

私などは鞄類を持つのが好きではないので、同じ様な方にはスーツのポケットに収まりやすい2本用です。どういった葉巻を入れるのだとかよりも、こちらの方が明快です。

多く入る事に越したことはないので手間でないなら3本用、スタイル的に難があれば少しでも小ぶりな2本用です。以外にこれが一番すんなりと納得してもらえます。吸いたい葉巻の種類はその時その時で変わりますし、備えあれば患いなしで多い方からという感じです。

ちなみに私は2本用の片方にティンシガーを数本、もう片方に30分から1時間弱程度を楽しめるものを1本入れて持ちます。小旅行クラスになると当然バッグがありますので5本ほど入るキャリー型です。

当たり前だと言われますとそうなのですが、お一人でもそう言われればそうか!と納得頂ければ幸いです。。