2022

新年明けましておめでとうございます。

昨年はおめでたい状況とかけ離れていましたが、今年は家族や友人と再開できる様相で幾分ましになった感です。

葉巻に関して見ますと、引き続き生産ラインや物流という面で影響が続いており、今年も安定供給にはまだまだ厳しい見通しです。

新たなタイプのオミクロンが今後どのような影響を及ぼすかが不透明な事もあり、計画や予測が多方面で難しい年になろうかと思いますが、今年をラストとして、マスクが必要のない生活に戻れる事を祈願します。

皆さまにおかれましてよい一年となりますように。

Christmas ’21

昨年はクリスマスどころではありませんでしたが、今年はささやかにはなるでしょうが、それぞれのクリスマスが楽しめる状況に戻りつつあるように思います。去年に至ってはオンリー自宅ケーキ状態でしたが、今回は色々なお店でも楽しく頂けそうです。お酒と同等に甘味好きでもあるので、毎年間違いなくこの1カ月間は最もケーキを食する期間になります。

この時期に充てる葉巻は概ねパンチに流れます。ほのかに甘みを感じるパンチシガーを毎年この時期に集中して吸います。食の甘みとシガーの甘みをダブルで楽しむのが毎年の締めくくり的な行事と勝手に決めているのですが、そのような自分決まりのようなものは皆さんお持ちじゃないでしょうか。ささやかでもおありかと思うのですが、特になければ是非自分決まりを検討してみて下さい。意外と毎年楽しめ、またリセットできるものです。

そんな事を記していながらですが、今年ちょっとしたクリスマスギフトとして頂いた中にボリバー リベルタドールがありました。今年は変化を加えて楽しんでとの内容でしたが、まさに今年はその名の通り解放して楽しんでといったところでしょう。タフでストロングがボリバーの印象ですが、過去の記憶では非常にクリーミーだった印象が残っています。もちろん総じて、特に後半はボリバーらしいストロングテイストだったと思いますが、様々な風味を楽しめる一品だったのを思い出します。

今年は趣向を変えてストロングボリバーで満喫します。  いや、最後はやはりパンチを入れておこう。。

キャンプ

最近やたらとキャンプ特集をテレビで見かけます。関連グッズの売上も好調なようで、アウトドア商品を販売する売り場面積も確かに拡大したように見えます。ソロキャンプを楽しむ著名人もポツポツと増えており、その楽しみ方や商品の活用方法を紹介するテレビやユーチューブが広まったのも拍車をかける要因になったのでしょう。自身はどちらかというと山に籠る感じはあまり得意でないかもしれません。まず蚊に悩まされますしトイレは困るだろうし。こんな事を言うと最近のキャンプ事情をわかってないと指摘されるでしょうが。私はグランピングとかいう小奇麗な感じの方が有難いです。

とにかくですが、それに伴って防水仕様の葉巻キャリーケースの購入が急増しているように感じます。過去と比較しても春から秋にかけての急激な発注の増加は日本でもレジャーの在り方が変化してきたのかと実感させられます。防水シガーキャリーケースは文字通り葉巻を運ぶものとして頑丈に作られており、内部はハードクッションで固められ、揺れや振動から葉巻本体をホールドして守るのでアウトドア以外にも持ち運びケースとして確かに便利です。何よりもの特徴として軽いです。

私自身は海側に出向く事が多いのですがアウトドアとしては同じ事ですので、そこで楽しむシガータイムが豊かであることは全くの同感です。海辺は辺りが水で覆われていますが、山は落ち葉や枝木など燃焼物が多く散らばってますので、くれぐれも火の後処理や取扱いには注意して楽しんで下さい。

バーでの再会

ようやく緊急事態宣言も開け、少しずつですが街が正常に戻りつつあります。ワクチン接種が概ね7割に向かうにつれ、安心感的なものが徐々に浸透するのと同時に冬に向けた第6波も懸念され、今は疑心暗鬼の中で前に進んでいる感じがします。

もうかれこれ1年ほど外食的なものは控えていましたが、10月に入った先日、とある会社を運営する某人生の先輩から連絡が入り、貸し切り状態にしてるから安心して来いとの強引めなお誘いで、ほぼ1年ぶりとなるバーに顔を出しました。当然そのお店も長い間閉まっていましたのでいずれにしても久しぶりです。

このバーには二人とも好みのボトルをキープしているのですが、私のバーボン1本に対してその某先輩は多種なシングルモルトを7本です。たぶんご本人も何があるかわかっていないと思います笑。声を張ることを抑えつつ久しぶりの笑いに包まれた集まりでした。飲まない方々にすれば?なんでしょうが、お酒とトークはないとだめなんだなと改めて思い知らされた年月です。

ルーティーンとしてこのバーを出てもう一件近所のシガーバーに寄りその日の気分で選んだ葉巻を楽しむのですが、この日は大人しく帰宅です。ただ家では久しぶりの感覚を確かめながら選別したシガー、モンテクリスト プラチナシリーズのロブストのゆっくり楽しみました。いい気分です。

スケートボード

オリンピックでスケートボードが競技に加わるとは思いもしませんでした。長い年月を経た中で新たな注目競技の模索からなのか、若年層への興味模索からなのか分からないですが、個人的には楽しく見る事ができました。凡そ40年以上も前になるでしょうか、第一次と呼んでよいか分かりませんが、日本で大々的に流行りだした時期があります。

私もゴタボウに漏れずでしたが当時はパークなどという素晴らしい施設はほぼなく、あっても遠い場所にあるなどで結局自宅の周りで滑っていました。近所の友人やその兄弟と色々と障害物を工夫したり、坂道を下っていく際には下で車の往来を見るなど、まあ今の時代からしますと、とてつもなく危険な遊び風景だったと思います。テクニックも現在のような足と板をくっつけたまま飛ぶオーリーなどはなく、飛ぶことのないチックタックや回転、ウィリーなどだったと思います。

実はあくまでも運動不足解消レベルですが、今でも時折乗る時があります。車のトランクに一台積みっぱなしであるのですが、週末、時間のある時の午前中や夕刻に近くの海辺に行き、そこにある長い防波堤沿いのコンクリート道をひたすら滑るといった感じです。そしてリラックスタイムはそのあと誰もいない防波堤沿いで葉巻をゆっくりと燻らす事です。

なかなか周りを気にせずに吸える場所はないので、この海辺は私にとって貴重な場所です。風で香りがすぐ飛ばされることもあれば、潮風と混ざり合ってなんともいえない至福の香りであったり、かなり個人的な楽しみではありますが。
みなさんは独特の楽しみ方はあるでしょうか。

自宅の葉巻

米国のシアトルに住居を構えるシガーマイスターは立派なヒュミドール設備とシガーを楽しむためのサンルームをこしらえています。はたまた趣味はレーシングからダイビングに至るまで多岐に渡り、その辺りの感性からも時折なるほど、と言ったアドバイスをもらえる大事なビジネスパートナーです。

お国柄の風土や絶対的なキャパシティーの面から、とてもそのような環境で葉巻を楽しむのは日本国内ではなかなか難しいでしょう。米国ではウォークインヒュミドールが設置されたシガーショップなどザラにありますが、日本ではごく限られた数かと思います。自宅に至っては一部の方を除いては別荘ぐらいではないでしょうか。豪邸に住んだ事がないのでわかりませんが笑。

さて自宅では北側の間取りに位置する部屋にヒュミドールを設置しています。空調設備があってもやはり南側の部屋より北側が気温も柔らかく部屋全体に直射日光も浴びないのでベターです。夏場は湿度補充器は取り除き、冬場は逆にヒュミディパックを追加投入するといった感じです。温度・湿度は既にご承知の通り大事なのですが、それとは別に気を付けたいのが空気の循環です。

表現が難しいのですが、扇風機で風をあてるといった単純な意味合いではなく、空気を滞留させないといったニュアンスです。そういった観点からウォークインヒュミドールも大型のヒュミドールも空気を循環させる設備が整っています。自宅では時折風通しができる部屋で、また時折全体的な気温や湿度具合を勘案しながら扉(蓋)を空けて軽く循環できればベターです。

まもなく復活 コイーバペクノティン マデューロ

タイトルの通りコイーバペクノティン マデューロがまもなく復活します。
ナチュラルのコイーバペクノティンは供給を維持しているがマデュロは?といった問い合わせを多く受けていましたが、ドミニカンブラックシリーズとなるペクノティン マデュロは欠品期間が長い間続いており、他のシガーにおける過去の経緯などを考えると、これは当面復活はないなとあきらめていた中、再開決定報告が入りました。

葉巻に限らず世界的に生産ラインや物流が乱れている影響で、このペクノティン マデュロに係わらず他のシガーも似たような状態が続いているため、全体的に中々安定した提供とはならないのが現状です。実際、このシガーを最後に輸入した記録を見ますと2020年の9月ですから、予定通り進めば約10カ月ぶりの再開となります。

ナチュラルのペクノティンと同様に非常にリピート頻度の高いシガーですので少し安堵です。もう少々で復活です。

梅雨入り

梅雨に入ったとのニュースがありましたが、長年過ごしてきた中で5月のこの時期に梅雨入りするのは初めてではないかと思います。本来この時期は爽やかに晴れ渡る日が多いとイメージでしたが、最近は天候も分からないものです。ならば梅雨明けは早いのかと少し期待しましたが、そのような事はなく例年頃になるでしょうとの事でした。確かに夏季に水不足とならぬ様、梅雨時の雨も大事ですが、少々ブルーな気分です。

ヒュミドールは一定の温度湿度を維持するためのものですが、24時間完全に空調管理されたエリアでなければ外気の気温や湿度もそれなりに影響します。梅雨時はかなり高湿度となりますので内部の状態チェックは意識して行いたいものです。自宅で使用されているポータブルなヒュミドールなどは変化を受けやすいので、温度湿度計でチェックされることをお薦めします。アナログタイプのものはバラつきがあるので、できればデジタル式をお薦めします。

またロメオ イ ジュリエッタ No.1などチューブに格納されたチューブタイプのものや、アップマン ビンテージ カメルーンコロナのようにセドロに巻かれたタイプの葉巻はその間の空間(チューブと葉巻、セドロと葉巻)にカビが発生しやすいので注意が必要です。特に気温に気を付けて低く保てていれば大丈夫かと思われます。

日本は四季がはっきりしており管理という点では注意が必要ですが、四季ごとに若干変化するテイストも味わいの一つと考えれば、日本で吸うシガーも楽しいものです。

グロリア・キュバーナとアップマンも刷新

昨今、ドミニカンシリーズのパッケージ刷新が顕著ですが、グロリア・キュバーナとアップマンも刷新されました。グロリアシリーズに関してはコロナサイズやコロナ・ゴロダサイズもホワイトを基調としたラインナップに順次変更されましたが、今回ティンシリーズも変更になりました。白樺をイメージしたようなスッキリとしたパッケージに変更です。往年の絵柄に慣れている方はグロリア?と勘違いするほどの変更ですが、中々な仕上がりかと思います。

リングについては従来のものよりも縦幅が長くなり、絵柄がはっきりしたものに変更しています。パッケージを大幅に変更したのでリングについては従来の絵柄を強調した感じです。

アップマンについては従来よりトーンが落ち着いた感じの仕上がりになっています。

葉巻のリングは赤を基調としたものが多いのですが、ドミニカンシリーズのアップマンに関しては重厚なブラウンに変更されていく模様です。

キューバ産は従来のまま変更はありませんが、近代化されているドミニカバージョンはコイーバなど様々な刷新を試みているようです。お時間があればチェックしてみて下さい。

コイーバ ミニチュアの良さ

コイーバと言えば、葉巻を楽しむ愛好家には言わずと知れた認知されるブランドであることは言うまでもありません。そのカテゴリーと言えばメジャーなシグロIから始まりシグロVIなどに至るまで数知れずあります。エスペシャルやエクスクイジートス、マデュロ5シリーズやベイーケシリーズなど、まさに王道ブランドといって過言ではありません。

またコイーバドミニカンバージョンもその安定した品質から支持を受けており人気があります。今となってはコイーバ ミニチュアも隠れながらその一つです。そのサイズ感から軽視されがちでしたが、昨今、これはこれで結構いけるじゃなかと言った声をちらほらと受けます。

実はテストケースで入ってきた際、これは見た目でどうかなと見合わせた時期がありました。じっくり楽しむという雰囲気といいますか、コアなスモーカーには一蹴されるのではないかと見送っていた時期があります。そんな思い込みで当初は本格的に試さなかったのですが、数々の意見を踏まえあらためて味わってみたのですが、確かに侮るなかれだなと実感するに至ったシガーの一つです。

これはよく思うのですが、日本という風土において欧米ほどゆったりした時間を持たない国柄といいますか、風土と言うと極端かもしれませんが、一言で言いますと、このくらいで楽しめるシガーは我々には結構いいんじゃないかという事に気付かされました。

勿論言うまでもありません。お気に入りのロブストシガーをこれぞという時にじっくり楽しむ時間は至福の極みです。ただこういったシガーもあるよね、ぐらいのライトな感覚で楽しめる上質なシガーであると言って過言ではないかと。「コイーバ ミニチュア」気が向かれたらトライしてみてはいかがかと。